2020年、社会は急速に新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けていきました。なかでも、飲食店は緊急事態宣言に伴う外出自粛等もあり多大な影響を受けています。
そんな飲食店を応援する取り組みが様々な所で行われています。私達は、地元神奈川県でどのような取り組みが行われているのかを調査してみました。
<留意事項>
このページの情報は、2020年4月20日から23日の情報を元にしています。情報が古くなっている可能性があります。
また、網羅性を担保するものではありません。様々な角度から検索していますが、抜け漏れがあるとお考えください。特に、インスタグラムについては一部のみ扱っています。
情報に間違い等ありましたら、ご指摘いただければ幸いです。
行政による取り組み
まずは、行政による取り組みを調べました。主に、Webサイトにおいてコロナウイルスの影響によるテイクアウトやデリバリーを応援するページを探しています。
民間による取り組み
それぞれの地域では、店舗同士や商店会などの民間による取り組みもたくさん出ています。それらを、地区ごとで整理してみました。
現時点(4月24日時点)での考察
行政のページでも民間の取り組みを後押ししたようなものが多く、各地域での草の根的な活動が広がっていった様子が見て取れます。また、各地域にいる問題意識を持った方が「できることからはじめていった」のだと思います。「居てもたっても居られず」といった様子を感じ取りました。そこからは、それぞれの地域の底力のようなものが見えてきました。
他方、同じ地区であってもあるページには載っているが、他のページには載っていないなどのバラツキがあり、消費者の目線で見るならばどうつなげていくのかが課題だといえそうです。
また、消費者側の受けとり手としてだけではない反応が重要だと考えます。
担当学生の感想
小室和也
調査を通じて、地方で様々な取り組みが始まっていることを知りました。
これらの活動は認知してもらうことが非常に重要になると思います。#テイクアウト大作戦のように、一つの共通したキーワードがあれば人々の目に触れる機会が増え「私達の地域にはなにがあるのかな」と考えるきっかけになると感じました。
佐藤美穂
今回の調査から、「テイクアウトムーブメント」が起きていると考えます。
一部の地域のみならず、多くの地域で飲食店のテイクアウト化・テイクアウト支援の活動が行われています。このブームは、行政や飲食業、社会課題に関心のある人がアクションを起こし各地域に広がっていますが、次はいかに市民に広げ浸透させていくかが重要であると考えます。
私自身、利用した事のないお店との出会いの機会として利用しようと考えます。
飯野あゆみ
今回の調査から分かったことは「地域の人々、そこにある飲食店に寄り添うこと」の大切さです。人々の健康とお店を地域単位でも、守って行こうとする気概を多数のページから感じました。
今だからこそ行う取り組みに対して、人々のこういった状況に対しての関心が高まること、広がることも大事だと思います。
長野勇人
行政が自身の運営している公式ホームページに、個人が運営しているテイクアウトに関するwebサイトリンクを貼ると、情報拡散が活発になる傾向がある。個人で、テイクアウト情報に優れたwebサイトをつくっても、利用者が検索をした時に上位に表示されないと、そもそも利用者の目に届かない。
公式ではない個人サイトに、より多くの利用者を集めるために、効果的なのは検索結果の上位に表示されやすい行政の公式ホームページにリンクを貼ってもらうことだ。
また、個人で運営しているサイトは行政のサイトよりも充実しているように感じた。行政とは違って、個人は実績に伴って、収益や名声が上がるからだと思う。加えて個人のサイトはweb利用者の使いやすさに重点を置いているように感じた。
宇留志大成
調査をきっかけに県全体で様々な取り組みが行われている事を知りました。このサイトを通じてより多くの人に知ってもらう事により、少しでも役に立てるのではないかと思いました。
執筆者
調査執筆:産業能率大学 情報マネジメント学部 橋本ゼミ
小室和也、佐藤美穂、飯野あゆみ、宇留志大成、小澤優太、長野勇人
担当教員:橋本 諭
橋本ゼミとしても、伊勢原のテイクアウト情報のうち、ハッシュタグの情報を集約したサイトを運営しています。上記調査結果をもとに、サイトを進化させていく予定です。