まなぶ

1000年以上の歴史を持つ山の魅力を現代の人に伝えるために、 大山阿夫利神社の神主はドローンを使った

※ この記事は伊勢原で行われたエリアマネジメントを考える「みんなくるりん伊勢原あおぞら会議」の内容を元にしています。

産業能率大学ゼミ室にてお昼休み

長野
長野

井月さん、直ちにこの動画を見て!

井月
井月

今ご飯食べてて忙しいから見れないかもー。

長野
長野

そんなはずないでしょ!(笑)いいから見てよ(笑)

井月
井月

はいはい(笑)


大山の風景(冬から夏)
目黒さんの大山動画
井月
井月

なになに、伊勢原の大山だよね? めちゃめちゃ画質いいけど、これどうやって撮影しているの? 

長野
長野

これさ、実はドローンで撮影されたんだよね。

井月
井月

へえ、そうなんだ!ドローンでこんなに綺麗な映像が撮れるなんて知らなかったな。プロのカメラマンの技術って凄いんだね!  

長野
長野

そう思うじゃん。

でもこれ撮ってるの大山阿夫利神社の神主さんなんだぜ。ドローンを扱う神主さんってかなり特殊だよね!この前、お会いする機会があったから、その時の話をぜひ聞いてほしい!

井月
井月

ええ、それはとても気になる、、、早く教えてよ!ちなみに、なんで神主さんと会えたの?

長野
長野

ほら!この前伊勢原駅の前で、エリアマネジメントについて考えるイベントが開催されていたんだよ!前にも言ったと思うんだけどもう忘れちゃったの―。

井月
井月

ああ覚えてる覚えてるー(笑)伊勢原市で活躍している方々を呼んで橋本先生と対談してもらったやつでしょ。あれ急用ができていけなかったんだよね。

長野
長野

それは残念だったね(笑)対談の内容ぜひ聞いてよ!

大山阿夫利神社の歴史

橋本先生

橋本先生
まずはじめに大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)とはどういう場所なのか教えていただけますか?

目黒さん

目黒さん
この伊勢原市のシンボルである大山にある神社です。阿夫利という言葉は、雨が降るという言葉が転じたといわれています。元々、大山阿夫利神社は雨ごいや自然に対する崇拝のためにつくられた神社です。

橋本先生
由来としては雨が降るということから来ているのですね?

目黒さん
そうですね。雨が降る、雨を降らせる山というのが大山だったんですね。東京の方から見ると良く分かるのですが、大山の方から雲が湧いてくる様子を見ることができます。機会があればスカイツリーなど高いところに上った際に、大山の方を見てみてください。

大山阿夫利神社の歴史

橋本先生
ちなみに、大山阿夫利神社はいつごろから存在するのですか?

目黒さん
正式な記録として残っている書物によると、今から1000年程前の平安時代末期だといわれています。

目黒さん
井月
井月

そういえば、伊勢原駅から大学へ向かうバスの途中に、雨降り山って大きな字で書いてある看板があったよね!雨乞いが由来なのは知らなかったなあ、、

長野
長野

それな!
山に限らずどこでも雨なんて降るでしょとか思ってたわ(笑)そんな意味があったとはね。

井月
井月

どんな捉え方してんの(笑)

長野
長野

しかも、1000年前って想像がつかないくらい大昔だよね。例えば1000年の中で一番賑わっていた時ってどんな感じだったか知ってる?

井月
井月

その話も聞く!

江戸時代の伊勢原は大都会だった!?

橋本先生
大山阿夫利神社を語る上で「大山詣り(おおやままいり)」という風習がありますが、どういったものか教えてください。

橋本先生

目黒さん
大山詣りは、信仰と観光が半々になっている所に特徴があります。
わかりやすくいえばお詣りと物見遊山を合わせた形です。

江戸時代に爆発的に広まり、江戸の人口が約100万人に対して、毎年20万人程が大山に来ていました。当時は、最遠で宮城県や八丈島からも来ていたと言われています。

橋本先生
単に信仰だけ、観光だけというものではなかったのですね。

また、100万人の人口に対して20万人という数字は、一部の人の行動ではなく広く一般の人たちが来ていたということですね。

当然電車などの便利な交通手段がない中で考えると、驚異的な数字だと思います。

長野
長野

今じゃ考えられないくらいの人数が、しかも全国各地から伊勢原を訪れていたなんて驚きだなあ。

井月
井月

交通網が発達していないからこそ、歩いて神社を訪れることに高い価値があったのかもしれないね! 江戸時代の人からすれば、「今の伊勢原は電車もバスも車もあるのにかなり持て余しているじゃないか!」ってお叱りを受けそう、、(笑)

長野
長野

持て余してるなんて言ったら色んな人に怒られるよ(笑)

井月
井月

でも江戸時代と比べたら実際そうじゃない?

長野
長野

たしかに(笑)うーん。そしたら、今ならではのアプローチで大山を知ってもらうことが重要なのかも!

目黒さんの少し変わった取り組み

橋本先生
目黒さんは、変わった取り組みをされていますよね。

目黒さん
はい。私の基本的な仕事は神主なのですが、大山阿夫利神社の広報としての役割も担っております。主にドローンを使った広報活動をしています。

橋本先生
ドローンですか。なぜドローンを使って広報をしているのですか?

目黒さん
説明しますね。その前に話はそれますが、大山の知名度はご存じですか?
小田急の調査によると、高尾山の知名度はほぼ100%に対して、大山は約30%だったと言われています。

この情報を聴いた私は、知名度がない中で大山をどうやって広めるかを考えました。

その時ぱっと思いついたことが、通常のカメラだけでは撮れない風景を撮ることが可能なドローンを使用することでした。これがドローンを使った理由です。

霊峰の四季【大山阿夫利神社】
阿夫利神社の豊かな四季
井月
井月

ドローンを使うのにも理由があったのか!綺麗な映像を無料で見れることは今における価値の高いことなのかもしれないね。大山を熟知する目黒さんが撮影しているからこそ、魅力の詰まった映像ができているなって改めて感じた。

長野
長野

自然の雰囲気に思わず見入ってしまうよね。そもそも映像自体のPRがもっと肝心じゃないかな。とにかく見てもらうことが大事だと思う!
俺もドローンで伊勢原の絶景を撮りたいな。

井月
井月

きっとやらないでしょ(笑)

大山の認知度を上げるべく、最新テクノロジーであるドローンを用いてPR活動を行う目黒さん。

これからの時代に合うようなアプローチを考え抜いている神主さんは、異彩を放ちつつも、わたしたちがより気軽に大山を知ることができるようにひたむきに努力をされていることが分かりました。

記事執筆

長野勇人

井月真由


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