たべるまなぶ

食べて応援 地域の町おこし -阿夫利山荘鹿肉カレー-

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日本全国規模で問題になっている獣害。その一方でブームになっているジビエ料理。この2つの関係について調べました。その結果、伊勢原における問題と、その問題に向けて取り組んでいる方々がたくさんいることが見えてきました。

今回お話を伺ったのは、「株式会社セゾオン」さんです。伊勢原の地域に愛されるレストラン、地産地消を促進するお弁当を販売する地域密着型の企業です。

では、なぜセゾオンさんにお話を伺ったのかと言えば、 “地域密着型の企業”を正に体現している商品を扱っているからです。それが、「阿夫利山荘鹿肉カレー」です。

「阿夫利山荘鹿肉カレー」は、神奈川県伊勢原市で狩猟された鹿肉(ジビエ)を100%使用し、伊勢原産の鹿肉に合うように調合されたスパイスとルーを合わせた作られています。ジビエ特有の臭みが全く感じられない、小さなお子様でも食べられる非常に美味しいカレーとなっています。 

獣害被害の現状と取り組み

伊勢原市は神奈川県で2番目に獣害被害額大きい街です。獣害被害は伊勢原市に限らず、近年日本全国で増加傾向にあります。獣害被害を解消する取り組みは様々ありますが、伊勢原市では捕獲した鹿肉をカレーとして販売しています。 

インタビューに行きました

山本:なぜ、鹿肉カレーを作ろうと思ったのですか?

彦部さん:伊勢原市は神奈川県でも2番目に獣害のある街で、中でも鹿による獣害が最も多くあります。鹿肉はジビエとして独特の臭みがあり食べづらく、狩猟してもメリットはあまりありませんでした。

しかし、2014年頃に食品衛生法の統一が行われ、神奈川県でも狩猟した鹿肉を販売することが出来るようになったんです。そこから町おこしを目的として、この「伊勢原大山阿夫利山荘鹿肉カレー」を販売するようになったんです。

山本:そうだったんですか、伊勢原市の特産品として売り出しているんですね。

ちなみに、鹿肉カレーを作るのにどのくらいの鹿肉が必要なのでしょうか?

彦部さん:だいたい、鹿肉80キログラムでカレー50~60食分です。ただ、ニホンシカの成体が40~50㎏ですが、可食部は16㎏ほどしかありません。ですから、ニホンシカ5頭~6頭が必要になります。

山本:そんなに必要になるんですか。

彦部さん:そうなんですよ。

現在ある鹿肉カレーも、鹿肉を狩猟・解体する阿夫利山荘さんに依頼してから鹿肉が納品されるまでに半年間ほどかかりました。

山本:最近ニュースで鹿の増加が問題になっていますが、まだまだ貴重な食材という事なんですね。

彦部さん:貴重ということももちろんありますが、他に捕獲方法にも理由があるんです。現在、食用とする鹿肉は、肉の繊維を傷つける可能性や万が一残弾が残っている危険性もあることから猟銃で仕留めるよりも捕獲用の罠で捕まえることの方が圧倒的に多くなっています。罠で捕える方が大変だということがあります。

山本:かなり手間暇がかかってるんですね。阿夫利山荘鹿肉カレーは842円で販売されていて、一瞬高いかなと思っていましたが、お話を聞いてお値段にも納得です。

彦部さん:また、阿夫利山荘鹿肉カレーのパッケージは、伊勢原市の障碍者雇用施設のつくしさんに業務委託をしています。

山本:障碍者雇用の拡大にも尽力されているのですね。

阿夫利山荘鹿肉カレーを食べてみた感想

阿夫利山荘鹿肉カレーをMPT(マイフルプレイタウン)のメンバーやゼミ生のみんなと食べてみました!

鹿肉やイノシシといった、ジビエの肉は筋っぽくて固いイメージが強いのではと思います。しかし、このカレーの鹿肉は獣の臭みは全くなく、ほろほろと解けるような食感でとても美味しかったです。カレーのルーは程よくスパイスが効いていて、大人はもちろん小さなお子様でも楽しめる味付けでした。

阿夫利山荘鹿肉カレーが売っている場所

<駅中くるりんハウス>

阿夫利山荘鹿肉カレーはネットでの販売が行われておらず、直接販売されている売店やお土産屋さんに足を運ばないと入手できないのでかなりのレア商品です。

今回、株式会社セゾオンさんからカレーを販売している主な場所を教えていただきました!

  • 伊勢原駅の構内にあるクルリンハウス
  • (以前My playful townでも取り上げさせていただいた)柏木牧場
  • 大山駅バス停近くの観光案内所
  • 大山ケーブルカーの駅に隣接する売店
  • 清川村にある道の駅清川

売り切れる可能性もあるかと思いますが、気になった際は是非こちらに足を運んでみてください!

また、ネット販売は行っておりませんが、伊勢原市のふるさと納税の返礼品として鹿肉カレーが出品されています。

最後に

この度は取材にご協力下さった株式会社セゾオン様、彦部様、ありがとうございました。

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