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【 #小田急線の旅 】小田急小田原線全47駅を歩いてみてわかった「駅周辺地域のまちづくり」と「デジタルアーカイブ」

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みなさんこんにちは!MyPlayfultown運営メンバーの杉森泰樹です。

私は、My Playful townの活動を通して、小田急小田原線の各駅に訪れ、駅周辺地域の多様さについて「#小田急線の旅」をX(旧Twitter)にて投稿してきました。そしてついに、7月から始めた投稿が、2月にゴールを迎えることができました!!

神奈川県の小田原駅からスタートし、東京都の新宿駅までの全47駅の駅周辺地域を徒歩によって調査してきました。

そこで、最寄り駅や通勤通学で利用する駅、ショッピングでよく利用する駅など、行き慣れた駅だけでなく、行ったことのない駅に出向くと、駅ごとに異なった駅舎の雰囲気があり、またそれぞれが醸し出す文化や自然、街並みが広がっていることに気付き、取材をする回数が増えるほど気付きを得ることができたと思います。

当記事では、小田急線の旅を通じて感じた、駅周辺地域の異なる様相について、実際に訪れた際に撮影した写真とともに考えていきたいと思います。まだ「#小田急線の旅」をご覧になったことが無い方でも、楽しく見ていただける記事となっていると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

「#小田急線の旅」とは??

「#小田急線の旅」って何??

小田急線の旅って何ぞや??と思っている方も多いと思いますが、私が勝手に名付けたハッシュタグであり、X(旧Twitter)でわかりやすいハッシュタグとして使っていました。

投稿内容は以下の通りです。

このように、小田急小田原線の駅に降り立ち、その駅周辺地域を散策し、気になった風景をカメラに収めて投稿してきました。

しかしながら、なぜわざわざ全駅に出向き散策するのかと疑問を抱く方も多くいると思います。

私がこの旅を始めた目的は、

小田原から新宿を結ぶ47駅の駅がある路線には、それぞれの駅にどのような特徴があり、多様さを持っているのかが気になったから

です。

実際に、通勤や通学で利用する、固定化された駅の利用にとどまることが多い中で、名前も聞いたことない駅には、どのような地域が形成されているのかが気になりました。

小田急小田原線は特に、通勤通学路線として、快速や急行によって飛ばされてしまう駅が多くあります。しかしながら、そのような駅を含めた全駅に行くことによって気づかされる「鉄道」が与える地域形成の役割を発見できるのではないかと思ったのがきっかけで、小田急線の旅をはじめました。

X(旧Twitter)の反応

投稿終盤になるにつれ、インプレッション数といいね数が徐々についてきたのですが、実は最初からたくさんの人に見てもらえるコンテンツではありませんでした。

投稿を見ていただけるとわかるのですが、なかなか1,000インプレッションや2桁いいねに達するのは難しかったです。

しかしながら、地道に投稿を続けてきた結果、ありがたいことに、少しずつ小田急線の旅のファンが増えてきて、終盤にはより多くのリアクションをいただけることになりました。
ここで思ったこととして、

本気で地道に活動してきてよかった!!

ということです。

当初は、47駅という数字がなかなか減らず、ゴールイメージを全くつかめずにいました。本当に最後まで走り続けられるのかと不安になりながらも、見てくださる方がいたからこそ、やりがいになり、走り抜けることができました。
みなさんの支えがあり、ゴールまで到達することができました。

新宿駅に行けば行くほど、調査の回数があがるほど、様々な気づきを得ることができました。
したがって、次章でどのような気づきを得られたのかについて述べていきたいと思います。

47駅歩いてみてわかった「駅ごとの様相の違い」

全駅歩くことによって、駅ごとの様相の違いがわかりました。
その中でも、特にその違いを生んでいる要素は、「地形」だと考察しています。

なぜこの「地形」が影響を与えているのかについて考えていきます。

まず、1つ目の地形に関して、神奈川県と東京都を結ぶこの路線は、「多摩丘陵」や「武蔵野台地」といった起伏の激しい地形を通り、「酒匂川」や「相模川」「多摩川」という3つの大きな河を跨ぐ路線であると言えます。

この「地形」と「大きな河」は、神奈川県と東京都を横断するように結ぶ小田急小田原線だからこそ生じる特徴であります。

実際にこれらの地形に駅があり、散策したので、特に多摩丘陵地帯は非常に歩くのが大変なエリアでした。
多摩丘陵に面している駅として、一つ目に町田駅があります。

町田駅周辺の多摩丘陵地帯

この写真を見ていただければわかると思いますが、このような急斜面の階段や坂が多くありました。

二つ目に、隣駅の玉川学園前駅ではこんな感じです。

玉川学園前駅周辺の多摩丘陵地帯

まさに急こう配という坂です。
凍結時にスリップしないようにする丸い輪っかも彫られており、現場は写真で見る以上に急でした。

また、町田駅周辺の多摩丘陵地帯の写真を見ていただきたいのですが、町田駅にこのような場所あったっけ??と疑問に感じた方も少なからずいると思います。

町田駅周辺は、商業施設や商店街といった商業でのにぎわいを感じられる駅であり、ショッピングや食事といった場面でよく使われています。

町田駅 ルミネの写真
町田駅 戦後復興期から続く歴史ある商店街

このエリアに足を運んだことがある方は多いのではないでしょうか。

しかしながら、少し駅北東部の方を散策してみると、多摩丘陵地帯の急斜面の階段に出会うことができます。

これが、小田原線の旅の面白い所なのです!!

普段行かない駅の散策はもちろん、行ったことある駅でも、普段は足を運ばないエリアを散策してみると、全く異なる景色が広がっていることに気づくことができました!!

実は、この辺りから「知っている地域でも、全く知らない側面があり、そのエリアに地域の面白さがあること」に気づくことができたのです。

私は、取材に訪れる際、なるべく地図や観光スポットを調べずに足を運んでいました。駅に降り立ち、自分の興味があるエリアへ歩いてみる。このやり方が、今回の「気付き」につながったのだと思いました。

上記では、多摩丘陵地帯の地形に関して述べてきましたが、多摩川周辺地域では、また変わった特徴がありました。

多摩川を結ぶ駅として、登戸駅と和泉多摩川駅があります。

この両駅は、橋を跨いで隣駅となっていますが、近くの歩行者用の橋から眺めると、二つの駅が同時に見れる非常に距離の近い駅です。

登戸駅(青いネットの部分)
和泉多摩川駅

この2つの写真は、同じ立ち位置で撮っています。
多摩川という大きな河を渡り駅に向かう電車を見られるのは、小田急小田原線の特徴といえるかもしれません。

起伏の激しい山間部にあった駅と、多摩川を跨ぐ見晴らしの良い駅の間では、本当に同じ路線なのかと疑ってしまうほど個性のある駅だったと思います。写真でも見てわかるように、小田急小田原線は、47駅すべてに違った特徴のある路線であることが、小田原線の旅を通じてわかりました。

私の好きな小田急線の駅

少し今までの章とは変わった内容になりますが、47駅を実際に歩いてみて、気に入った駅(エリア)を今回は5つ取り上げてみます。
1.螢田駅~開成駅
2.生田駅
3.向ヶ丘遊園駅
4.成城学園前駅
5.参宮橋駅

1. 螢田駅~開成駅

このエリアは、二宮尊徳の生まれた地として有名なエリアです。
私が気に入った理由として「広大な米田」の景色が印象に残っています。
また、米の生産に大切になる「水」も非常にきれいであり、富水駅にはジブリで出てくるような「手押しポンプ」があり、自然豊かなエリアでした。

米田と小田急線の線路
二宮尊徳誕生之地と書かれた史跡碑
富水駅にある手押しポンプ
側溝に流れるきれいな水

この地域を歩いていた時は、なぜか懐かしい感情になりました。
米田とそこを走る小田急線。手押しポンプと側溝を流れるきれいな水。
この地域は心が浄化されるような、そんな気がしました。

2. 生田駅

この駅は、多摩丘陵地帯にある駅の1つで、急こう配の坂を上ったところにある、生田配水池展望広場から眺める景色は絶景でした。

展望広場から眺める景色
展望広場から眺められる建物

この展望広場の眺望は、「小田急線の旅をやっていてよかったな」と思える瞬間でした。
現地で実際に見る景色は、写真よりもきれいですので、ぜひ足を運んでみてください!

3. 向ヶ丘遊園駅

この駅は、生田駅の隣駅で、生田緑地と呼ばれる大きな緑地帯があり、その中でも枡形山の山頂にある展望台から眺める景色がまた絶景でした。

生田緑地入口
自然に囲まれた生田緑地
枡形山展望台から見た景色

生田駅と立て続けに展望台からの眺望が理由になってしまいましたが、多摩丘陵という起伏の激しい地形であることや、生田緑地と呼ばれる特有の地形があるからこそ見れる景色です。
山頂まで登るのは大変でしたが、絶景は達成感を与えてくれるものだと思いました。

4. 成城学園前駅

この駅は、その名の通り、成城学園の最寄り駅となっています。
実は、成城という地は、成城学園とともに発展してきた地域で、銀杏並木や閑静な住宅街が広がる、独特な雰囲気がある駅です。

成城学園前駅 南北自由通路
銀杏並木
成城大学

5. 参宮橋駅

この駅は、明治神宮や代々木公園の最寄り駅です。

この駅をピックアップした理由としては、駅舎にあります。
参宮橋駅の駅舎には、明治神宮という神聖な場所があるからこそ、地域と一体化するために、東京の木である多摩産材を使用して作られています。

日が沈んだ時間帯に訪れたのですが、非常に趣があり、木のぬくもりを感じました。

多摩産材で作られた駅舎
明治神宮・代々木公園

私が取材した時間は、明治神宮がすでに閉まっていて、残念ながら中に入ることはできませんでした。

しかしながら、駅周辺地域を印象づけさせる駅舎を持つ参宮橋駅は、まさに地域一体型の駅であると感心しました。非常に大好きな駅舎の1つです!!

写真を残す意味とは??

私が、この旅を通じて、X(旧Twitter)に何気ない駅周辺地域の風景や街並みの写真を投稿してきたのには理由があります。
それは、

47駅それぞれの雰囲気や街並みの違いは、実際に歩き、肌で感じて始めて見出されるもの

だからです。

地域の雰囲気や街並みは、1日ごとではほとんど変化のないものだと思います。
しかしながら、2025年~2026年にかけて、実際に歩き、体感したその地域の雰囲気は、10年後、50年後、100年後には全く違うものになっているかもしれません。だからこそ、現在の写真を撮って、SNSに記録として残すことで、長期的な変化に気づくことができると思っています。

実際に、小田急線の旅の返信において「昔と変わった」という感想をいただいたことがあります。この感想こそが、デジタルアーカイブとして意味を成すのではないかと私は思います。

地域は過去から現在、そして未来にずっと続いていくものです。だからこそ、現在のひとコマを体感し、記録しておくことが地域をつなげる役割となると思っています。

まとめ

7月から始まり、2月に無事全47駅の取材を達成した「#小田急線の旅」。
「都心から郊外を結ぶ通勤路線」というイメージを持たれがちな小田急小田原線ですが、自分の足で実際に歩いてみると、一つとして同じ街は存在しませんでした。

それぞれの駅が、多摩丘陵や河川といった固有の地形、そして歴史や文化を背景にして独自の発展を遂げており、非常に多様性に富んだ路線であることがわかりました。

普段何気なく通り過ぎている駅でも、一歩外に出てみるだけで、急勾配の坂道や広大な自然、息を呑むような絶景、そして地域と一体化した温かみのある駅舎など、思いもよらない魅力が隠れています。

そして、その「今の街の姿」や「肌で感じた空気感」を写真に収め、SNSという形で残していくことは、未来へのバトン(デジタルアーカイブ)になります。この記事を読んでくださった皆さんも、ぜひ休日のちょっとした時間や、お出かけのついでに、いつもは降りない駅で途中下車してみてはいかがですか??

そして、スマホのカメラであなたなりの「地域のひとコマ」を記録してみませんか?
きっと、いつもの沿線がもっと面白く、もっと好きになると思います!

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!
これからもMy Playful townの活動を楽しんでいただけたら嬉しいです。

ゴール 新宿駅
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