まなぶ記事

【いせはらぶ】神奈川県伊勢原市のローカルメディアを取材したら、若者に繋げたい地域への想いが見えてきた

まなぶ

ーある日のMy Playful Town運営部ー

けいた
けいた

あれ?えみりさん、何やってるの?

えみり
えみり

都内の物件を調べてるのよ。

私、来春から都内勤務だからさ。

けいた
けいた

そうなんだ!

地元で就職は考えなかったの?

えみり
えみり

全然考えなかったなあ。

だって私、赤ちゃんの頃からずっと伊勢原に住んでるんだよ。
そろそろ都会に出てみたいっていうか・・・

やっぱりさ、田舎より都会の方が何でも揃ってるじゃない?

けいた
けいた

確かに、ずっと暮らしてるからこそ

飛び出していきたいって気持ちは分かるかも。

えみり
えみり

早く都会に出たいなあ。おしゃれなお店もたくさんあるだろうし、駅前ももっと栄えてると思うの!どこで暮らそうかなあ・・・

あゆみ
あゆみ

ちょっと待った!!!

話は聞かせていただきました。

えみりさんのように、就職・進学を機に都内に出る若者は少なくないと思います。

でも伊勢原には、そんな若者に向けて伊勢原の魅力を発信しているWEBメディアがあるんです。

けいた
けいた

それって、僕たち(My Playful Town)のことじゃないの?

他にも同様のメディアがあるんだね。

えみり
えみり

知ってる!いせはらぶのことだよね。
SNSやホームページで伊勢原周辺の地域のお店情報を発信してる。

いせはらぶ
伊勢原市を中心に湘南・県央地区の魅力を発信!
あゆみ
あゆみ

その通りです!さすが生粋の伊勢原市民。

実はそのいせはらぶの運営の方は、就職と同時に都内に出て、

再び伊勢原に戻ってきた経歴の持ち主なんです。

えみり
えみり

ええっ!だって東京の方が便利なはずなのに、どうして伊勢原に戻る事を選んだんだろう?

あゆみ
あゆみ

早速今から訊きにいってみませんか?

けいた
けいた

いいね!My Playful Townも若者をターゲットにした発信をしているから、それについても訊いてみたいな。

ローカルメディア「いせはらぶ」って一体?

今回インタビューをさせていただいたのは、いせはらぶの代表を務める中和恭佑さんです。

中和 恭佑なかわ きょうすけ さん

  • いせはらぶ代表
  • 社会人3年目の25歳
  • 中央大学経済学部卒業
  • Webマーケティングのお仕事
けいた
けいた

いせはらぶのSNS、拝見しました!

僕は海老名市出身で、いせはらぶの活動についてあまり詳しくないんですが、中和さんはどういった経緯でいせはらぶを始められたんですか?

中和さん
中和さん

元々は僕が個人的に行った伊勢原のお店をTwitterに載せていたんだけど、載せていくうちに伊勢原には魅力的なお店がたくさんあることに気が付いたんです。「地元の魅力をもっと広めてみたい」と思ったのがきっかけで、いせはらぶを立ち上げました。

2021年11月に誕生。神奈川県伊勢原市を中心とした地域の情報をSNS・ホームページで発信するローカルメディア。
10~30代の8名の”いせはライター”運営。

  • 伊勢原市周辺の魅力を一人でも多くの人に届けたい
  • 周辺のお店や企業、団体とそこに住む人との距離をもっと近づけたい
  • 若い人に情報を届け、街に若い人を増やしたい

これらの想いを掲げ、若者をターゲットに発信を続けている。

いせはらぶは立ち上げて1年未満にもかかわらず、月のアクセス数やSNSのフォロワー数が安定して伸びている注目のローカルメディアです。果たして、その秘訣とは何なのでしょうか?
※9/15現在のデータ

引用:「いせはらぶ」HP
中和さん
中和さん

WEBサイト運営に関しては僕の本業がそれに似ていることなので、その知識を生かしてアプローチしています!SNSに関しては、元々Instagramなどもやっていないくらい苦手だったんだけど・・・始めるにあたって、まずは上手くいっているアカウントの共通点や違いを分析して、取り入れられる部分が無いかを研究しながら運営していました。
例えば、毎朝8時に必ず投稿するなどといった、ルールを設けて発信を継続する事が秘訣かもしれません。

成功しているアカウントの共通点を取り入れることで、発信の基盤を築いてきた中和さん。
その分析力がメディア運営の秘訣だと語ります。

中和さん
中和さん

やっぱり若い世代の多くがSNSを利用しているので、ターゲットに届けたいという思いもあってSNS発信をしているんです。

ターゲットが「若い世代」だと語る中和さん。若い世代に情報を発信したいという思いが芽生えたきっかけは、学生時代の友人の会話にありました。

中和さん
中和さん

僕自身は伊勢原の事が大好きだけど、学生時代の友達や周りの人が「伊勢原って何もないよね」って言うのをよく耳にしていて・・・(笑)
だから、今の若い人たちには「伊勢原には何か(魅力が)ある!」とか「伊勢原のここが好き!」と思ってもらいたいっていう強い思いが芽生えたのがきっかけです。
あとは、今伊勢原で活躍されている方の多くが30代以上で、10~20代の若い層が少ないなっていう印象があったんです。だからこそ、若い人たちに活躍してもらいたいと思っているんです

☑若い層に地元の魅力を届けたい!という想いで「いせはらぶ」発足
☑メディアとしての成功の秘訣は成功しているアカウントの共通点を研究したこと

「何もない」を「何かある」に変えるヒント

一方で、伊勢原で生活をする私たち大学生にとって、「都会との比較」というのは悩みの1つでした。

えみり
えみり

中和さんのお友達の気持ちも分かります。私も22年間伊勢原に住んでいるけど、どうしても東京みたいな都会と比べちゃう部分って大きいんです。「どうしてこのお店が無いんだろう」とか、閉店した店舗が長い間空きテナントのままで「まちが寂しいな」とか。もちろん地元にも良いところがあるのは知っているけど、そういうのを含めて「何もないよね」って感じちゃうのかもしれません。

けいた
けいた

僕たちは今大学4年生だけど、就職活動で受ける企業の多くが都内の人も多いんじゃないかな。

実は、中和さんも就職を機に1度伊勢原を離れ、東京で暮らした経験があるそうです。
そんな中、なぜ伊勢原に戻ろうと思ったのでしょうか?

けいた
けいた

きっかけは、2020年の新型コロナウイルス蔓延でした。都内の会社に入社して、都内に住んでいましたが、結局仕事はリモートワークが多くて。それなら都心にいる必要がないなと思い、1番落ち着ける環境の地元に帰ろうと決めたんです。

東京に住み続けることや、いっそのこと他の地方に行ってみようとか、色々選択肢はあったんですけどね。
最後には伊勢原を選びました。

「地元に戻る」という気持ちを後押しした要因は何だったのでしょうか。

中和さん
中和さん

そうですね、いつか地元で何かしたいっていう思いは学生時代からずっと持っていたので、その「いつか」を早める良いタイミング、チャンスだと感じたことですかね。

えみり
えみり

私は都会に憧れがあるのでお聞きしたいんですが、離れてみて分かった伊勢原と都会の違いってありますか?私は生まれてこのかた伊勢原から離れた事が無いので、発見した事があればぜひ知りたいです!

中和さん
中和さん

都会で感じたのは、若い人が活躍していることです。10代20代の人だらけなんですよね。伊勢原では、そこまで10代、20代が目立ってはいないじゃないじゃないかなと思って。そこは大きな違いだと思います。
でも、都会に出たからこそ気が付いた伊勢原の良いところがあるんです。それは、まちに高いポテンシャルがあるという事。活動してる人がまだまだ少ない点もそうですし、もっと色んな事が試せる場だと思っています。
都会の方が色々な方が挑戦してるから、挑戦のハードルが低いかもしれないなと思うので、ハードルを下げられるようにサポートして、地元のなんでもできる環境を活かしてほしいと思います。

伊勢原市について「まちに高いポテンシャルがある」と語る中和さん。中和さんは伊勢原に、新たに参入出来る挑戦の余白を見出していました。

中和さん
中和さん

すごく地元が好きっていう方はもちろんたくさんいると思うんですけど、その中でもまだまだ新しいチャレンジが出来る環境があると思っています。
例えば、他の地方とかでも ”移住” とか話題になっていますよね。伊勢原は、新宿まで1時間ちょっとですし、都会から移住する場としてちょうど良いアクセスだなって思ってるんです。
働く環境を整えることに関して言えば、例えば熱海ではワーキングスペースを作ってビジネスを集めたりしているんですけど、他の地域でやってることなら何でもできると思いますし、もしやってないことでも何でも出来るなという風に思っているので、”余白” を考えるとありすぎますね。

ワークプレイス|熱海ワーケーション-公式
ワークプレイス  熱海市のワークプレイス、会議室、研修、セミナーイベント、過ごし方を紹介。日帰り、宿泊、温泉、海、駅近など多様なワーケーション情報が見つかります。
けいた
けいた

何もない」って見えることも、「活躍できる余白」として捉えることができるんですね。そういった新しい可能性に今後僕たちも着目して行きたいなと思いました。

えみり
えみり

若者が輝ける余白、っていうのは確かにまだ有り余ってると思います。でも、周りの同年代を見てみると伊勢原から離れてしまっている方も多いんじゃないかな?と思うんです。私の周りにも、進学や就職を機に地元から離れてしまった子がいて。

ライフステージの変化に合わせて地元を離れてしまう若者は少なくは無く、伊勢原市も例外ではありません。中和さんは、自身の経験からその理由について考察しました。

中和さん
中和さん

それは、先ほどもお話した「(伊勢原って)何もないよね」っていう考えが理由の1つなのかなと思います。地元に住み続ける特徴的な理由が無いんじゃないかな。都心で働いてるなら都心に近い方が通勤も便利ですし、それくらいの理由なのかなと思っています。

「何もないよね」と言われてしまう地元。
そんな伊勢原を中和さんが好きで居続けられるのはどうしてなのでしょうか?

中和さん
中和さん

それは僕が、「何かある!」と思っているからです。大山みたいな自然もあるし、電車やバスの交通アクセスも良い。ちょっと隣町に出れば海もある。立地は最高だと思ってます。何より、伊勢原で活動されている方って皆さんとっても素敵な思いを持った人たちだなと思っていて、僕は伊勢原が持つ環境とそこにいる人が大好きなんです。ただ、それが多くの人に伝わっていないのかなと思っていて・・・。だから「何もない」って答える人が多いのかなと感じています。

けいた
けいた

確かに伊勢原ってちょっと出れば自然があって、ちょっと出れば都会的、みたいな立地のバランスの良さがありますよね。

けいた
けいた

それからいせはらぶの活動を続ける中で、最近気が付いたことがあるんです。それは「地元・伊勢原で何かしてみたい!」っていう想いを持つ若者や学生が結構多いということ。

いせはらぶの学生メンバー募集ツイート
中和さん
中和さん

「この町、もっと色んな事できるな」っていうポテンシャルがあるんです。それも伊勢原を好きな理由ですね。

・「いつか」を待つのではなく、挑戦のチャンスが来たら実行!
・伊勢原は色んなことが試せる高いポテンシャルを持つまち
・移住やワーキングスペースなど、参入できる余白はたくさんある
・「地元・伊勢原で何かしてみたい!」っていう想いを持つ若者や学生が結構多い

活動の中で感じた「新しさ」の難しさ

いせはらぶでは現在、主に伊勢原周辺(平塚・厚木など含む)のお店を取り上げています。
取り上げられているお店の種類は様々ですが、投稿するにあたって取り上げるお店の基準を設けているのでしょうか。

中和さん
中和さん

強いて言えば、検索により多く引っ掛かるよう、新しいお店を優先的に取り上げることが多いです。なので、必要な記事については僕が担当していて、他の運営メンバーには各々好きなお店や場所を担当してもらうようにしています。明確な基準を設けないことで幅広い内容をピックアップ出来ると思っています。

その名の通り、現状、「伊勢原市民(またはその周辺)」をターゲットにしているいせはらぶ。
こうした地域メディアは観光客向けであったり、外部の方を対象にしたものが多い印象を受けます。
もともとターゲットを市内に定めていたのでしょうか。

中和さん
中和さん

そうですね、他の地域と比較した時に、まずは地域の中で動きを活発にするフェーズなのかなと思っているので、もともと伊勢原周辺の人をターゲットに定めていました。

えみり
えみり

それって難しくなかったですか?

中和さん
中和さん

正直、難しかったですね・・・(笑)僕自身、勉強のために福岡県に出向いて、古賀市の地域メディア「古賀マガジン」の方とお話する機会があったんですが、メディアが上手くいったきっかけは「市長との協力」と仰っていたんです。やっぱり市と協力しないと難しい部分もあるのかなと感じました。なので今、新たにターゲットを外部に設定したTikTokの運営も視野に入れています。

大山・日向薬師など既存の観光資源の力が大きすぎるあまり、一方で新しいものを打ち出しにくい環境でもある伊勢原市。
そんな中で、新しいものを打ち出そうとしている”いせはらぶ”について率直なご意見を伺いました。

中和さん
中和さん

新しいものを作っていきたいと思っています。でもその反面、難しいな・・・とも感じています。タイムリーな話だと、昨年開店したばかりの駅前の高級食パン屋さんが閉店してしまいましたよね。ちょっと特徴的なものでも続かないこともあるんだと思ったり・・・。でも僕たちは活動のテーマとして「挑戦」を掲げているので、ものすごく変なもの、変わったことをやろうとはしています。

えみり
えみり

中和さんのお話を伺っていて、私は新しい試みを行う上で、既存のやり方を変えていく必要もあるのかな、と思いました。私は「伊勢原が好き」という気持ちもありながら、一方で「町がもっとこうなっていけば良いのに・・・」という不満や願望も抱いています。中和さん自身、地元に対してそうした想いを感じることはありますか?

中和さん
中和さん

そうだなあ、伊勢原市内にはたくさん活動している方がいると思うので、その方たちが手を取りあって1つの目標に取り組んでいけば、もっと強い効果が出るなぁっていうのは思っています。みんな伊勢原の為に何かしようっていう方向には向いてるんですね。ただその中で、イベントを開きたいという時に1つの団体しかなかったりするじゃないですか。1つのイベントに対してみんなの力が合わされば、もっと大きなものになると思うんです。

けいた
けいた

現状、全員が手を取り合いきれていない状況で、力が合わさるようにするために何が必要だと思いますか?

中和さん
中和さん

新しく何か1つのイベントを作っても、それに賛同してくれる人しか集まらないからなあ。結構難しい問題なんですよね。他の地域(都心)と比べると、やっぱり団体
ごとに母数が少ないので、どうしても力が弱くなってしまうというふうに思っているんです。
例えば、人同士だったり、お店同士だったりのコラボ企画とか増やしたらいいんじゃないかなって今思いつきました!まずは主催の分母を増やして盛り上がって、そこから仲間を増やしていこうよっていうことができるのかなって思いますね。

・記事は明確な掲載基準を設けないことで幅広い内容をピックアップ
・いせはらぶの活動のテーマは「挑戦」
・ターゲットを新たにTikTok運営も視野に

市民の反応が活動のモチベーションに

メディアでの発信を続けていると、ユーザーからの反応も増えてくると予想されます。
中和さんの中で印象的だったユーザーの反応に関しても伺いました。

中和さん
中和さん

お店の投稿をした時に、DMで「ここ行きました!」「美味しかったです!」っていうご報告をいただいたのが印象に残っています。僕が商品を作ってるわけじゃないんですけど、仲介役としての役目ができたんだなあっていう感じていて。そういうご報告をいただいた時は嬉しかったです。あとはお店からも「反響ありました」っていう言葉をいただいた時もすごく嬉しいですし、やってよかったなという風に感じましたね。

えみり
えみり

いせはらぶの活動がお店とお客さんをつなぐ架け橋になっているんですね。

嬉しい反応をいただく一方で、活動の規模が大きくなったことによるマイナスな反応をいただくことについても語ってくださりました。

活動に対して支持を得られず「どうして気持ちが伝わらないんだろう」と悔しく、悲しい気持ちになったこともなりました。でもよく考えてみると、その人も地元のことが好きで「それは違うだろう」と言ってくださっているんだな、と思って。有難い意見だと捉えるようになったんです。

けいた
けいた

地元を思う気持ちは同じなのに、すれ違ってしまう事があるんですね。

中和さん
中和さん

だけどそのコメントをいただいた当時、それ以上に「応援してます」っていう方々の声を多くいただいて。今も印象に残ってるんですけど、やっぱりそういう(素敵な)人たちが多い町なんだなということに気付けたのが、すごいモチベーションになってますし。そうした応援の声があったから今でも活動を続けられています。

・活動がお店とお客さんを繋ぐ架け橋に
・応援の声が「いせはらぶ」活動のモチベーションになっている

「帰りたくなるようなまち」づくり

えみり
えみり

先ほど伊勢原市が可能性を秘めている”余白”やポテンシャルのお話もありましたが、私はどうしても都内に行きたい、1度地元から出てみたいという想いを持ってしまっているんです。そういう地元から出たい若者に対して、中和さんだったらどういうアピールをして引き留めますか?

中和さん
中和さん

あー・・・ごめんなさい。引き留めないです。

えみり
えみり

え!引き留めないんですか!?

てっきり、中和さんは「若者は伊勢原に留まってほしい」っていう感覚だと思っていたので・・・引き留めないっていうのに衝撃を受けました。

中和さん
中和さん

僕自身、都心に出たり海外に行ったりした中で、やっぱり伊勢原が好きっていう再認識ができたんです。僕に出来ることは、「伊勢原はいい場所だよね」って思ってもらえるように魅力を伝えること。もし伊勢原から出ていった時に帰りたくなるようなまちであればいいなという風に思いますし、引き留めるっていうのは考えたことが無かったですね。

えみり
えみり

帰りたくなるようなまちってすごく素敵ですね。 ずっとそこに居ると見えない景色って絶対にあるじゃないですか。そういう中で、1回出たとしても帰りたくなるまちって
いうのを活動を通じて作ろうとされている気持ちが凄く伝わりました。 私もずっと留まったままで、外の景色はあまり知らないので、出たからこそ見える伊勢原の姿があるのかもしれないとすごく思いました。

なんだかんだ言いながら、私引き留められる前提だったんだなと思って。「地元にずっといて欲しい」と言われると思っていたので、1回出てみて、また戻ってきても良いんだと思ったらすごく気持ちが軽くなりましたね。

けいた
けいた

一旦ちょっと出てみようかなみたいな感覚で外の世界を見てみて、実際に移住した先のいいところ・悪いところも見えてくると思います。そういうところと比較して、自分たちのまちのこんな部分が恵まれていたんだな、と思えるとより戻りやすくなると思いました。

・伊勢原から出ていったときに「帰りたくなるようなまち」づくり

活動を通じて伝えたい想い

これまでいせはらぶの代表として精力的な活動を続けてきた中和さん。
いせはらぶの活動を通じて若者に伝えたいことや、期待することについてお答えいただきました。

中和さん
中和さん

僕は、今後まちを作るのは若い世代ですし、どんどん引っ張っていってほしいですね。挑戦出来る環境は整っているので、あとは手を挙げるだけなんです。「学生が頑張っているから、応援しよう!」っていう人はいると思うので、学生のパワーをフル活用してほしいです。いせはらぶは若者のプラットフォームを掲げているので、そういった若い世代の力になりたいと考えています。
実はいせはらぶは、自分よりもっと若い世代、それこそ高校生・大学生に運営して欲しいなとも思っていて。SNSが得意な世代に譲っていきたいと思っているんです。

けいた
けいた

自分が育てたアカウントを譲り渡そうとするって、なかなか出来ないことだと思います。中和さんが、次世代の若者にバトンを繋いで、本当の意味で等身大の若者のプラットフォームを築こうとしているのが伝わってきました。

私たちMy Playful Townいせはらぶ同様、伊勢原を中心とした地域の魅力を発信するWEBメディアです。最後に、中和さんにMy Playful Townの活動に期待することについて伺いました。

中和さん
中和さん

それこそ、今回のように地域で活動する人たちをピックアップした取り組みは続けてほしいですね。まだまだ僕らでも知らない人たちがたくさんいると思いますし、そういう情報が取り上げているのは、僕自身すごく興味があります。地域の人同士を繋げることが出来るプラットフォームみたいな形になったら面白いんじゃないかなと思っています。

えみり
えみり

確かに、地域でご活躍されている方はまだまだたくさんいらっしゃると思うので、「地域の人」に着目した企画も練っていきたいと思います!
本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました!

中和さん
中和さん

ありがとうございました!

・挑戦できる環境は整っているので、あとは手を挙げるだけ
・若者のプラットフォームとして若い世代の力になりたい

いせはらぶに取材してみたら・・・

あゆみ
あゆみ

今回は、神奈川県伊勢原市を中心に活動されている地域メディア「いせはらぶ」の中和恭佑さんを取材してきました!

「既に有名な場所」「既に完成しているもの」
そういったものに魅力を感じてしまうことは多くあると思います。
しかし、新たな挑戦が出来るその”余白”にこそ、本当のまちの魅力が隠されています。
今回のインタビューでは、中和さんにしか説明することのできない伊勢原市の「魅力」について存分に語っていただきました。
既存のものが「ある・ない」でまちを判断するのではなく、「自分の手で作っていく、発信していくこと」がまちの新たな魅力の創造に繋がるのではないでしょうか。

中和さんは「環境は整っているからこそあとは手を挙げるだけ」と仰っていました。
これからは、私たちが「まちの新たな魅力を作っていく主人公」です。

カメラマンあゆみの取材メモ総まとめ
  • 伊勢原愛にあふれたWEBマーケターのお兄さんに出会えました!
  • 伊勢原で若者が新しいチャレンジをすることへの可能性が見えてきました!
  • 「若者のプラットフォーム」としてのいせはらぶの姿が見えてきました!
左中央:中和恭佑さん(いせはらぶ代表)

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