まなぶ

【中学1年生が見る伊勢原のカタチ】自修館中等教育学校の探究学習発表会に参加してみた!

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皆さんこんにちは。柳田愛美里です。

先日、自修館中等教育学校探究学習発表会に、My Playful Townの一部運営メンバーがコメンテーターとして参加しました!
今回はその模様についてご紹介します。

自修館中等教育学校の探究学習

自修館中等教育学校は、神奈川県伊勢原市にある完全中高一貫の中等教育学校です。
創立時(1999年)より「探究」の授業を導入し、その実績を踏まえ、2020年度からは「C-AIR(シー・エア)プログラム」を立ち上げました。
「変化と共存を志向して、社会の課題を自ら引き受ける探究者」を育成する理念のもと、生徒たちの学びを深めています。

自修館中等教育学校
自修館は、こころが育つ進学校。しっかりと、のびのびと「生きる力」を身につけます。「明知・徳義・壮健」の資質を磨き、実行力のある優れた人材を輩出し、人間教育の発揚を目指します。

今回参加した「探究学習発表会」では、中学1年生の皆さんが「伊勢原のまちづくり」を大テーマにグループ探究を行い、そこから以下の6つの小テーマに応じたグループに分かれて課題の改善を提案しました。

伊勢原のまちづくり

環境:地球にやさしい環境のまちづくりをするにはどうしたらよいか―SDGsの達成度を目安に―

産業:活気ある商店街や仕事のあるまちづくりをするにはどうしたらよいか

農業:農業が維持され、新鮮な農畜産物が食べられるまちづくりをするにはどうしたらよいか

自然観光:美しい自然が維持され、観光客が絶えないまちづくりをするにはどうしたらよいか

大山詣り:大山詣りの文化を生かした魅力あるまちにするにはどうしたらよいか

太田道灌:太田道灌の歴史を生かした魅力あるまちにするにはどうしたらよいか

大学生の視点で行った事前調査

自修館中等教育学校の1年生の皆さんが発表会の準備に励む間、私たち大学生にも励むべき重要課題がありました。それは上記の6つの小テーマについて、大学生としての視点から調べ上げてくることです。


発表に対してコメント・アドバイスをする立場として、私たちには発表者を上回る知識や情報量が必要です。

農業グループには実際に実家が農業を営んでいる学生がコメンテーターとして参加し、太田道灌グループに参加した学生は太田道灌が築城した江戸城の跡地である皇居に出向いて知識を深めるなど、大学生ならではのフィールドワークを武器にそれぞれが情報収集を行っていきました。

また自然観光グループに参加した学生は『伊勢原市には多くの自然観光がある一方で、その良さが中学生を含む若者に響いていない現状に着目し、あえて「中学生なら自然観光をどう楽しむか」という視点での調査を行った』と語っており、大学生としての情報収集と並行して、「中学生はこのテーマをどう捉えるか」という別視点からも調査を行いました。

江戸城跡で撮影した写真

中学1年生が見る伊勢原のカタチ

産業班のプレゼン風景

当日は1つのテーマに対して4グループが発表を行いました。
私は今回産業グループだったのですが、産業と一括りになっていても、その中身は「商業」「工業」「観光」「農業」など幅広い経済活動を指します。
事前調査をしている際、どこにフォーカスを当てるか非常に難しいテーマだと感じていました。

しかし、地元の特産品に注目するグループもあれば、創業誘致、ふるさと納税について調査しているグループもあり、テーマの難しさを乗り越える個性豊かな発想の数々。
同様のテーマでもグループによって全く違う角度からアプローチした発表に大きく刺激を受けました。

特に、中学生の皆さんの情報収集能力には衝撃を受けました。
市役所の方へのインタビューからWEBサイトを用いた調査、Google formを用いたアンケート調査など様々な媒体を活用して必要な知識を入手しており、特に1人1台パソコンを使いこなしていたのが印象的です。情報収集のスピーディーさと柔軟な思考は、まさにデジタルネイティブ世代
中学生の皆さんの姿勢から、私たち大学生も常に情報をアップデートしていく必要があることを痛感しました。

農業班の大学生が説明する様子

最後に

自修館中等教育学校1年生の探究学習のコメンテーターをしてみて、これまでMy Playful Townで発信してきた情報が生かせた部分が多くありました。
また、こちらがアドバイスをするだけでなく、中学生の皆さんの発表からも大きな刺激をいただきました。
私たちも、中高生の方々に刺激を与えられるWEBメディアを目指し精進していきます!

当日参加したメンバー
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