神奈川県央の西部に位置する「秦野市」
私たちがこれまで取り上げてきた「伊勢原市」の隣に位置するとても自然豊かな場所です。
そんな「秦野市」を舞台に、ある「学生団体」が活躍しているのはご存知でしょうか?
その団体の名は、
「学生団体E4」
高校生を主体として、秦野市を盛り上げるために様々な活動を行っている団体です。
今回は、そんな「学生団体E4」について、ご紹介します!
この記事は、こんな人におすすめ!!
- 秦野市に住んでいる人
- 高校生のみなさん
- 「学生団体E4」を聞いたことある人
- 「学生団体E4」に興味があり、入ろうかなと考えている人
学生団体E4とは何か調べてみた!
と言っても、「学生団体E4」ってなんだろ~?
どんな団体かな~?
そう思った私は、インターネットやSNSを通して、学生団体E4について
調べてみることに…
すると、公式サイトやSNSアカウントが出てきました。
また、神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙である「タウンニュース」でも、度々取材されている団体であることがわかりました。
これらの情報から調べてみると、色々なことがわかりました。
まず、「E4」というワードには
”Eager”=熱心に
“Enjoy”=楽しんで
“Effort”=努力を怠らず
“Effect”=秦野に良い影響を与えられるように
という「E4」の活動理念の意味が込められているようです。
主な活動は一言でまとめると「高校生を軸にした地域活性化」と言えます。
具体的には、自分たちで企画して行うイベントやワークショップなどの開催を行っています。
それらは、秦野市の魅力の発信だけでなく、「高校生ならでは」と言えるような企画もあるのが特徴的です。。
他にも、秦野市が開催するイベントやお祭りにも積極的に参加をされています。
特に、E4の活動でも、「インハイ」は
一段と力を入れているように感じました。
インハイは、秦野市を中心とする高校生のイベントで、
部活動の公演会などを中心に毎年、様々な活動を行っているようですが、
基本的には「文化部の部活動によるパフォーマンス」がメインのようです。
2023年度の「インハイ 〜見ろ!これが俺たちの青春だ!」では、秦野市カルチャーパークピクニック広場で行われたそうです。
このインハイは、E4が創設された2019年からほぼ毎年行われ、E4にとって最も重要な活動と言っても過言ではない印象を受けます。
過去のインハイの取り組み
2019年
「インハイ~箱の中にインしている秦野のハイスクールストゥーデンツよ、爆発しろ!~」
-文化会館にて、秦野市内の高校の軽音部、合唱部、ダンス部のお披露目や展示企画を開催。
2020年-記録なし
2021年
「インハイ〜一票に想いを乗せて@高校生議会〜」
-秦野市議会議にて、若い世代が自ら住み暮らすまちの現状や未来を考え、まちへ届けようという想いから、模擬議会に臨む。
2022年
「インハイ 箱の中にインしている秦野のハイスクールストゥーデンツよ、爆発しろ!〜二年間の青春を取り戻せ〜」
-秦野市文化会館にて、ダンス部、軽音学部等が、それぞれのパフォーマンスを披露したほか、学生と市長との間での意見交換会も行なった。
他にも、
・秦野市で行われるたばこ祭りの出店
・中学校給食の試食会
・学生団体E4 感謝をモザイクアートに 医療従事者に寄贈 | 秦野 | タウンニュース (townnews.co.jp)
など、様々な活動を行ってきたことがわかりました。
「高校生の有志団体」であると考えると、すごいことやってる!
でも、調べた感じ、2020年は「インハイ」が見当たらなかったり、2021年は形式がだいぶ異なっていました。
この時期は、コロナの影響があったのかな…?
ここまで読んでみて、E4の活動内容が、なんとなくわかってきたのではないでしょうか?
秦野市に対して、精力的に取り組んでいるE4ですが、とても立派なことを行っていることもあって
「堅そう…」
「優等生が多そう…」
というイメージを持つ人もいるのではないでしょうか?
調べた感じ、正直、堅そうな雰囲気がありそうに感じる…
「じゃあ、E4の定例会に来てみます?」
!?
E4に興味を持ってくれているんですよね?
であれば、実際に目で見て確かめるのが良いと思いますよ!
まぁ、確かに…
これらはあくまでWEB上で発信されている情報のみの内容からの自分予想に過ぎず、それだけでは判断はできませんよね…
そうですよ!
実際に、ここで興味を持ってくれて、定例会にお邪魔してみた人が、結構E4に入ったりするんですよ!
そうなんですか!?
なら行くしかない!!
でも、その前に教えてください。
あなたは一体誰ですか?
実は私は…
学生団体E4を作った
小野莉愛です!
まさかの!!??
E4って実際どんな雰囲気なの?
ということで、E4の方々が快く承諾してくださったこともあり、
定例会にお邪魔してみました。
気になる雰囲気、果たして…
結論から言うと、とても和やかな雰囲気でした。
訪問するにあたって、すごい緊張していたのですが、
E4の和やかな雰囲気がその緊張をほぐしてくれました。
全体的に「体育会系」でもなければ、「緩すぎる」ということもない雰囲気で、
みんなでお菓子を食べながら会議を進めていました。
メンバー同士、ニックネームで呼び合っているのも印象的です。
それこそ、部活動やサークルに近い雰囲気を感じられました。
一方で、会議の内容に対しては、全員が真剣に話し合っていて、とてもメリハリのある印象を感じられました。
E4の中にある和やかな雰囲気。
この正体は何でしょうか?
それは、WEBなどの情報ではあまり見えてこなかった二つの要素が大きく関わっていると思いました。
一つは、「OB/OG」の存在です。
高校生がメインの団体ですが、実際には高校を卒業した先代たちのメンバーも会議や活動に参加しているようです。
立ち位置としては、現役メンバーのサポートやお手伝いという形ですが、そこは流石の先輩方。現役メンバー達が真剣に会議するために、
話しやすい空間を作っていました。
もちろん、E4は「OB/OG」のお世話になりっぱなしと言うわけではなく、
現役メンバーがあくまで主体です。
実際に、現役メンバーのみの会議では、現役メンバー同士で「インハイ」やその他のイベントに向けた企画会議をしっかりと行えていました。
両者は絶妙なバランス関係があるように感じます。
もう一つは、「事務局」の存在です。
事務局の方は、OB/OGと違って、
私たちの親と同じぐらいの世代の方々でした。
何より、事務局の方々もとても良い人柄でした。
会議の場を和ませてくれる発言をしてくれるだけでなく、会議の中で現役メンバーの方々にアドバイスをすることもあり、「保護者」のような存在でもあり「指導者」のような存在でもあると感じました。
このように、OB/OG、事務局の方の影響もあって、堅い印象はほぼゼロに感じられました。
定例会、どうでしたー?
正直、雰囲気が和やかなのが意外でした…。
真面目なことをやっている印象があったから、真面目な人が多いと思っていたので、
その分、ギャップを感じました。
【5期生】この春卒業したE4メンバーにお話を聞いてみた!
でも、E4の雰囲気を知った上で、どうしてこんなに色んなことができているのか気になりました。
なるほど!
それならば、E4メンバーにお話を伺ってみるとわかるかもしれませんよ!
まずは、直近で活躍したメンバーからお話を聞いてみてはどうですか?
良いんですか!?
ありがとうございます!!
こうして、E4の活動に取り組む人たちは、一体どのような人達かもっと詳細に知りたいと考えた私は、
E4メンバーに直接お話をお伺いすることができました。
まずは、ちょうど高校生及びE4現役を卒業するタイミングということもあり、
5期生のメンバーからのお話を伺いました。
5期生のインタビューはこちらの4名!
森尾瑞樹さん
5期代表 団体内での愛称は
「もりお」
成田大将さん
5期副代表 団体内での愛称は
「なりっち」
嵯峨蒔季さん
5期書記 団体内での愛称は
「さがまき」
中嶋稜人さん
団体内での愛称は
「りょーと」
5期生の皆さんは、どうしてE4に入ろうと思ったんですか?
きっかけは、高二になりたての時にE4の先輩からのお誘いを受けて、定例会に参加したことですが、その時のとても活気のある雰囲気に魅力を感じました。
そこから、「とりあえずやってみよう」の精神で、そのまま知らず知らずのうちに入りました!
このように語る森尾さん。
ですが、当時のE4はまだまだ成長段階ということもあり、入った当初は同世代のメンバーがおらず、森尾さん自身はかなり不安を感じていたようです。
しかし、そんな森尾さんの不安を解消してくれたのが、2022年の夏に、E4に興味のある人が定例会に体験参加したことで解決されていきました。
それが嵯峨さんでした。
高2の夏の定例会にお邪魔した際、初対面のばかりでしたが、先輩メンバーの皆さんが温かく、受け入れてくれる感じがとても良かったんです。
そして、また来たい気持ちになり、そのまま入りました。
森尾さんと同様、E4の和やかな雰囲気に魅了され、嵯峨さんもE4に入られたそうです。
さらに、この年のインハイを開催した際、嵯峨さんの高校の軽音楽部も参加しました。
その際に、インハイを楽しんだと同時に、E4に興味を持ってくれたのが成田さんでした。
インハイに出演者として参加させて頂いた際、E4の和やかで温かい空気に惹かれ、とても興味を持ちました。
自分は休日を家で過ごすよりも、外部で何か活動している方が好きということもあり、良い機会だったのでE4への加入を決めました。
活発的なことをやりたい成田さん。その想いをE4で爆発させる形で入会をしたそうです。
そして、嵯峨さんと成田さんが入った夏のタイミングで、5期生メインの活動もスタートしました。
ちょうどインハイが終わり、当時3年生だった4期生の方々が大学受験へ切り替わるタイミングなので、夏ごろに下の世代をメインの活動としてバトンタッチするそうです。
それからしばらく経ち、
中嶋さんもE4メンバーに加わりました。
実は、中嶋さんは中学生二年生のころからE4との関わりがあったそうです。
中学二年のころ、秦野市主催の「市民の日」のイベントにボランティアとして参加した時に、E4の小野さんもいたんです。そこで、小野さんがE4をやっていらっしゃることから、市役所の方から「一緒に混ざってやってみては?」というお声がけを頂き、その時に、E4と一緒に仕事させていただきました。
5期生のタイミングで正規のメンバーとしての資格を持てたので入会しました。
入ろうと思ったのは、当時の一緒にやって楽しい感じをもう一度体感したいと思ったからです。
このように、中嶋さんは少々特殊な経緯でE4に入られたようです。
こうしてみると、自分と同じく、やっぱりE4の空間の楽しさに惹かれて入った人が多くいると感じました。
【5期生】5期生メンバーの取り組み
5期生メンバーがメインとなった2022年の夏以降
様々な活動を行ってきました。
例えば、秦野市の夏のお祭りである「たばこ祭り」の開催にあたって、「たばこ祭りフォトコンテスト」の実施や2023年の夏に、第7回秦野名水フェスティバルの中でE4が企画した「水風船大会「WBC 〜Water Balloon Championship」など、多くの活動をこなしてきました。
ですが、最も印象に残っているのは、
やはりインハイでした。
インハイは基本的には夏ごろに開催されていましたが、
2023年度は4月に開催されました。
先述の通り、初の「屋外開催」でした。
この年のテーマは「インハイ 〜見ろ!これが俺たちの青春だ!」。
秦野市カルチャーパークピクニック広場にて、ステージで文化部の部活動によるパフォーマンスや、秦野市の名所を撮影した写真展示会、和服着付けブース、利き水体験と言ったコンテンツを用意していました。
高校生が開催していると考えると、中々に大変なイベントであると感じます。
メンバーにはどんな苦労があったのでしょうか?
インハイをやる上で、最も大変だったことはなんですか?
特に大変だったのは、インハイの資金集めでしたね。
中々資金が集まらず、皆で沢山の企業へ足を運んでご支援のお願いに回りました。
おお… 営業みたいなことをやっていたんですね…。
このように語る成田さん。
インハイは秦野市にある多くの企業が協賛金として、開催に必要なお金を援助してもらうことで開催されているそうです。
協賛金を得るためのやり取りは、OB/OGや事務局、市のサポートはあるものの、
やはり援助してもらうということで、メンバー達でしっかりと企業に依頼やご挨拶のために、訪問をする必要がありました。
実際に、2023年度のインハイだけでも、60以上の企業の方が協賛金を出してくださっていたため、それらをまわるのはとても大変だったことが想像できます。
また、訪問する企業の反応も様々で、賛同してくれる場合だけでなく、厳しい結果になってしまうこともしばしばあったようです。
【5期生】周りからの支えがあったからこそ乗り越えられた
インハイのように、E4がイベントを開催する時は、団体として、みんなかなり忙しく、大変な時期になるそうです。
特に、メインとして活動しているのは高校生ということもあり、授業や部活動、塾などと両立しながら活動する人も出てきます。
有志の活動でこれだけのことを、なぜやり遂げることができるのでしょうか?
その疑問をメンバーに聞いてみました。
皆さんのモチベーションの源泉はなんでしたか?
休日に打ち込めるものが欲しかったのが入会の動機でしたが、
入会後は、E4メンバーと過ごす時間の楽しさが一番のモチベーションになりましたね。
大好きな仲間たちとどんなことをしようかと話し合って試行錯誤するのが何よりも楽しい時間でした。
なるほど… でも確かに、自分が定例会に参加した時、すごい良い雰囲気だったので、「この空間ならずっといたい」って思います。
E4の温かい空間。これは他のメンバーにとっても、大きな支えとなっているようです。
これらは、E4のOB/OGや事務局の方の支援があると感じられました。
OB/OGの方々は、過去にE4の活動を乗り越えた人達ということもあり、実際、少し「大人」としての余裕がある印象です。
また、事務局の方も朗らかであり、メンバーとの距離感がとても近いです。
ですが、それだけでなく、会議の場において一つ離れた立場からのアドバイスをされており、イベントなので大人のやり取りをする際に、対応してくださったりするそうです。
これらの支えがあるからこそ、E4メンバーは自分たちがやりたいことに対して、
全力で取り組めているのだと考えられます。
【5期生】森尾さんが代表だからこその5期生
そして、もう一つ気になるのが、タウンニュースにも紹介されていた「代表」の存在です。
代表としての森尾さんはどうでしたか?
森尾さんが代表で本当に良かったと思います!
真面目な人で、ちょっと一人で抱え込んでしまうところも多かったんですが、仕事は本当にできるし、頼りがいがある存在で、とても安心感がありました!
ぼく自身、森尾さんが代表じゃなかったり、メンバーが一人でも違ったら入ろうと思わなかったし、部活が違うのに受け入れてくれたことには感謝しなければいけないと感じてまいます。
ぼくは、他の3人とは少し属していたコミュニティが違う部分があったのですが、それでも森尾さんが凄い気を遣ってくれていたので、メンバーと仲良く過ごすことができたと感じています。
そんな森尾さんだからこそ、
森尾さんのサポートをしたいと思ったので、代表の考えていること、共有したいことを自分は汲み取り、周りに共有することに結構命を懸けてました(笑)
5期生の後に当たる6期生の中には、そんな森尾さんを見てE4に入った人もいるので、
人望が厚く、代表にふさわしい人だったと思います。
このように、代表である森尾さんに対するコメントはとても好意的なものでした。
先述した通り、森尾さんは、インハイを過去のやり方から変える試みとして、「春」「屋外」のものとして実現されていることから、E4の活動に対する情熱や想いは間違いなく高かったと思います。
私自身、森尾さんとインタビューをしていて、「すごい誠実な人だなぁ…」というのが伝わってきました。
実際、活動に対しては「自分の糧になるなら、全力でやらなくちゃな」という想いで取り組まれており、とても積極的な人柄に感じました。
正直、とても真面目で良い人なので、それゆえに1人で抱え込んでしまう場面もあり、故に、メンバーとしては「もっと頼ってくれても良かったよ」という気持ちもあったようです。
ですが、それを覆すぐらい、森尾さんの人柄、周りへの気遣いをする所、活動に対する情熱が、5期生メンバーを始めとするE4メンバーには確実に伝わっていたようです。
だからこそ、嵯峨さんのように、代表の気持ちを支援したいという存在や、森尾さんが代表だから入られたという中嶋さん。
そして、そんな代表を見てE4に入った6期生の人たちがいます。
森尾さんの人柄だけでなく、「代表のためにも頑張ろう」という気持ちが、5期生には少なからずあったのではないかと思います。
これらのことから、5期の代表として情熱を注いで活動をした森尾さんと、それに共鳴したメンバー達の想いが詰まって、2023年度のインハイは実現されたと考えて良いのではないでしょうか。
一人のリーダーがグイグイ引っ張るのではなく、リーダーを起点として、チームとしてやり遂げる力を5期生の皆さんからは感じることができました。
【5期生】5期生の卒業
そんな5期生も、今年の春に高校を卒業し、大学へ進学しました。
それと同時にE4も現役を卒業し、今後は「OB/OG」として活動することになります。
新たなる旅たちを祝して、今年の3月に卒業式が挙式されました。
今回、E4のご厚意により、私も卒業式に参加させていただきました。
卒業式では、過去の活動を振り返る動画や、卒業生一人一人に対して、現役生が祝辞を送るなど、とても楽しい卒業式になっていました。
中には、感極まって涙を流す卒業生もおり、本当に楽しく過ごしてきたんだというのが伝わる時間でした。
そんな5期生に、次世代のE4を担う後輩たちに、どう活動していってほしいのかお伺いしてみました!
無理しないでほしいなと思います。
世代を重ねる度に、歴史が深くなるので、それなりに重圧もあると思うんです。
だからこそ自分たちで楽しんでやってほしいと思っています。
自分も同じ意見です。
無理しないで出来る範囲でやってほしいなと思います。
少ない人数での活動ということもあり、大変なことがこれから多くあると思います。
是非仲間を増やして、皆さんで仲良く、楽しみながら活動していって貰えたらな、と思います。
卒業しても、私はこれからも一緒に活動していきたいし、協力したいと思っています。
OB/OGに全然頼ってほしいなって思います!
積み上げて来たものをどんどん使ってほしいと思います。逆にそれに捉われない斬新なやり方だけど「E4らしいね」と言えるやり方もどんどん展開してほしいなと思います。
「E4ってこんな感じなんだよ?」に留まらず「これだけじゃないんだよ?」というのをどんどんアピールできると良いなと感じます。
【6期生】5期生の想いを受け継ぐ6期生
さて、そんな5期生の方々の想いを引き継ぐのは、今年で高校3年生の6期生です。
今まさに、現役メンバーとして、活動に取り組んでいらっしゃいます。
現在、6期生の皆さんは今年のインハイに向けて着々と準備を進めています。
6期生のインタビューはこちらの3名!
望月こなみさん
6期代表 団体内の愛称は
「もっちー」
近藤瑞樹さん
6期副代表 団体内の愛称は
「キング」
杉山愛羽さん
6期 団体内の愛称は
「ピカピカ」
今回、インタビューは叶いませんでしたが、同じく6期生の笠倉さんもご紹介します!
とても面白い方でした!
笠倉彩乃さん
6期 団体内の愛称は
「かっさー」
さて、こちらの3人もまた、それぞれどのような理由でE4に参加にしたのか聞いてみました。
6期生の皆さんは、どうしてE4に入ろうと思ったんですか?
私は先輩経由です!
私は森尾先輩と同じ高校の軽音楽部にいて、そこで森尾先輩にはお世話になっていました。
森尾先輩がE4に所属していること知り、そこで「こんな団体が秦野にあるんだ!」と思ったんです。
さらに、Instagramの投稿を見ていて、自分の軽音楽部がインハイに出演していることを知り、「こんな活動しているんだ。楽しそうだな。自分もやってみたい」という好奇心がありました。
そんな時、近藤さんも同じことを思っていたので、帰りの電車で森尾先輩に参加希望を話して、「定例会おいでよ」ということで行ってみて、そのまま気が付いたら入ってました。
私はインハイ経由です!
昨年のインハイでライブステージに出演者として参加しました。
そこで、E4のお手伝いをさせていただいた時に、「みんなで頑張ろう!」という皆さん全員の直向きな姿勢と一生懸命さにE4の魅力を感じたことと、楽しかったことがきっかけです。
その後もボランティアとしてE4の活動に関わることが多かったので、「これだけお手伝いしてくれて申し訳ないから、いっそのこと入っちゃいなよ!」ということで、いつの間にか入っていました。
入った後のギャップとかは無かったんですか?
思っていたよりもアットホームでした!
そもそも学生団体が身近なものではないので、どんなものかイメージしづらかったんですよね。
でも、初めて来たときから「家族みたいな雰囲気」があるのはすごい感じていました。
お菓子を食べながら会議していたり、事務局の方とも距離近いし、そこはびっくりしましたね。
6期生の皆さんも、やっぱりインハイやE4の雰囲気、先輩方の影響によるものが大きいと感じられます。
そして、5期生と同じく、好奇心から入っていった人が多くいると感じました。
E4メンバーの最大の強みはこの「積極性」にあるのかも…?
【6期生】続けられる理由と、活動したから気づいたこと
このように、積極的な理由でE4に入った6期生の皆さん。
ここで気になったのは、E4はあくまでも「有志団体」であるという点です。
これは、学校の授業とは違って、参加の有無や関わり度は個人のモチベーションによってかなり左右されるものとなります。
言ってしまえば、E4に属していなくても、高校生活をちゃんと過ごすことはできます。
そこで、入ってからもなぜ主体的に続けていられるのか聞いてみました。
皆さんがE4で活動を続けられる理由ってなんだと思いますか?
私は人生経験としてありがたいって思っています。
E4の活動は大変な事業が多くて、特に私はたばこ祭りに参加した際、自分の中でうまくできないことがあり、すごい悔しい経験をしたんです。
たばこ祭り、そんなに大変だったんですか?
「たばこ祭り」は今までのE4の中でやったことのない「自分たちで食品を作って販売する」という取り組みがありました。
具体的には、秦野のおいしい水を使ったドリンクを作ったのですが、作るのも大変でしたし、たくさんのお金と時間をかけて準備をしたからこそ、当時の私は「ちゃんとこれが売れるのか?」というプレッシャーにも潰されそうになっていました。
正直、「たばこ祭り」の時は「辞めたい」って感じることもありました。
初めての取り組みかつ、成功するかわからないんですね…
かなり重圧があったんだと思います。
でも、それでも頑張れたのは、E4が第6期まで続いたからこそ、頑張らなきゃなと自分を鼓舞していたからです。こういった経験で責任感を培ったかなと思います。
活動のなかで関わっている地域の皆さんの笑顔とか見ていても、良かったとも思えます。
きついこととかもE4で経験すれば、社会人になったら絶対に挫けないと思います。
なるほど…
望月さんの責任感の強さと、成長したい気持ちがとても伝わります…
ぼくも、将来の自分にも活かせると思って活動しています。
特に2年生の時のインハイは色々な経験をさせてもらえたと思っています!
インハイ…!
5期生のお話でもありましたが、
近藤さんはインハイでどういうことをやったんですか?
インハイは協賛企業の協賛金を頂くまでの過程や、物品のあぶり出し。値段、個数、発注先などの資料の作成など、やることがかなり細かくて大変でしたね。
物品の表とかは細かく、たくさんありますし、企業も最初は100社ピックアップして、話を聞いて、報告して、また別にピックアップします。企業が絞れたら訪問するんですが、訪問では車だけでなく、歩くこともあったり、名刺交換、資料を見せる、報告と言ったこともします。それを1か月ぐらいやるんです。
本当に大変そう…
やっぱり、協賛金を頂くのは簡単なことではなく、多くの手間をかける必要があるんですね…
でも、こういう資料を出して、社会人相手に説明できる経験は、E4ならではだと思いますし、そういう経験をさせてもらってありがたいと感じています。絶対に社会に出た時に有利になるなって言うのは感じます。
とはいえ、友達と遊ぶときには何の役にもたたないと思いますので、将来役に立つかな~ぐらいに思っています。結局は楽しいからやっているのが一番大きいです。
E4のみんなでご飯いったりするので!(笑)
私も同じです!一緒に頑張っている仲間がいて、楽しいと感じられることや、周りの人もみんな応援してくれるので、最終的には楽しいと言えるから、E4の活動を続けられたのだと思います。
お話を伺うと、6期生のメンバーの方も、辛い思いをしながらも、団体の温かさや、自分自身の成長を考えて行動していらっしゃる方が多いと感じられました。
また、E4の活動を通して、メンバーの新たな一面を知ることもできたようです。
杉山さんは、E4で一緒に活動していて、今まで知らなかった一面を知ることができたと思っています。
今まで関わって、ふわふわしている子かと思ったら、杉山さんは自分の意見をちゃんと持っていて、ちゃんと考えているなって言うのに気づくことができました。
活動する時に準備もちゃんとしてくれています。
杉山さんはE4に入ったからこそ気づける一面がありました。
(照)
このように、お互いを理解し合える機会にもなっているようです。
こうして、どんどんメンバー同士で仲良くなっているのではないでしょうか。
成長の機会と捉えつつも、その中でメンバー同士を知り、最終的には仲良くなれるのが、
6期生メンバーが続けられる理由なのだと思います!
【6期生】望月さん率いる「6期生のインハイ」へ向けて…
さて、そんな6期生は現在、夏のインハイに向けての活動を進めています。
今年のテーマは、
【ありがとうで広がる私たちの輪】
今年のインハイのテーマは、なぜ【ありがとうで広がる私たちの輪】なんですか?
まず、高校生がどんなことで悩んでいるのかなというのを考えたんです。その中で、私自身が「人間関係」に悩んだこともあって、他の高校生もそうなのかなと思いました。
そこから、秦野市役所にいじめの件数とかを聞きに行った上で、コロナの影響でコミュニケーションを取るのが難しくなった人が増えたというのを聞きました。
それなら、コミュニケーションのきっかけになる「ありがとう」を使って、寄り添うきっかけになれば良いかなと考え、今回のテーマに至りました。
このように語る望月さん
こうして、「感謝の輪」をテーマとしたインハイが決まったようです。
今年のインハイは、従来のような「高校による部活動の発表会」等はなく、「ありがとうステッカー」の配付等、今までとはまた違った形式で開催を目指しているとのこと。
なお、従来の開催形式も視野には入れていたのですが、現在のE4や秦野市の状況を踏まえ、「6期生だからできること」について改めて考えた結果、今回の形式を選択されたそうです。
5期生の中嶋さんがおっしゃっていた「従来のE4に捉われない斬新なやり方だけど『E4らしいね』と言えるやり方を展開してほしいですね」と言うメッセージを踏まえると、望月さんはまさにそのやり方を選んでインハイに取り組んでいると感じました!
6期生の代表で望月さんは2年生からE4に所属しており、5期生がメインだった2023年度の活動にも多く参加してきました。
そんな望月さんは、とにかく情熱に溢れていて、とてもエネルギッシュな方です。
私自身、定例会等で望月さんに何度もお会いしていますが、とにかく明るくて、ハキハキとした印象でした。
そんな望月さんに、森尾さんと共通していると感じるのは、やっぱり活動に対して熱心に取り組んでいることです。
「たばこ祭り」では、熱心に取り組んだからこそ悔しい思いをしてきて、それでも自分の人生経験としてE4での取り組みを無駄にせず、一生懸命取り組んでいるのは、森尾さんが代表だった時と同じ情熱を感じられます。
一方で、E4メンバーへの気配りを忘れておらず、メンバーへの気配りやメンバーの良い所に気づいていたりと、森尾さんとはまた違ったリーダー像を持って活動に取り組んでいます。
森尾さんによると、望月さんを代表のバトンを託した理由は、「周りに気を配ることができる」一面があるからとのこと。森尾さん自身の経験から、「代表」はメンバーへの気配りが必要な役割であると感じたからこそ、それが一番得意である望月さんを適任だと感じたそうです。
「気を配れる」人として、望月さんの持つ優しさは本物であり、実際にメンバーからの信頼も大きいです。一方で、メンバーとは友達と遜色ない感覚で関わっているのを見ると、望月さんの誠実かつ優しい人柄が、今の6期生の中の良さ、団結力に結びついているのだと思います。
今年のインハイの「ありがとうで広がる私たちの輪」というテーマは、そんな望月さん率いる6期生だからこそのテーマなんだと思います。
そんなインハイに向けた6期生の皆さんの意気込みは…
悔いなく完璧に終わりたいです。やるからには「完璧」にこだわりたいですね。
でも、それを目指すのは楽しいって感じます!
自分にできることをやって、繋がりを大切にして、感謝の気持ちを忘れずにやっていきたいと思います!
みんなにも、自分にも、負荷を掛け過ぎずに、みんなで楽しく満足できればなと思います。
と、前向きに、楽しく、感謝の気持ちを持って取り組んでいきたい気持ちが伝わりました。
そんな6期生の意気込みからは、5期生の方々が送った「楽しくやっていってほしい」という想いが確実に受け継がれていると感じられました。
↓今年のインハイに興味があり、行ってみたい方は、こちらのリンクをチェック!
E4ってどんな人が向いているの?
ここまで読んでみて、「E4面白い!」「E4に入ってみたいかも…」という方がいらっしゃるかもしれません。
まず、そう思えた方は、E4にとても向いている方だと思います。
実際に、E4メンバーの多くは、メンバーから話を聞いて、「面白そう!」と思ってから、実際に定例会にお邪魔することで、そのままメンバー入りをする方が多くいらっしゃいます。
他にも、「楽しいと思ってもらえるものを作りたい」という方もE4の活動はとてもマッチしていると思います。
実際、インハイは高校生たちをどのように楽しませるかというのをメンバーの皆さんで考えて活動を行っています。インハイ以外にも、様々な機会でそういった企画を考える機会に恵まれると思います。
たばこ祭りとかは、何かをやって笑顔が返ってきたときは嬉しかったし、やってよかったなと感じています!
そして、「秦野市が好きな人」や「秦野市をより良くしたい」など、「秦野市」に対する何かしらの情熱を持っている方もE4に向いていると思います。
今回、私はE4の活動に伺う際に、何度も秦野市に赴きましたが、とても良い場所だと感じました。
自然がとても豊かな場所で、自分自身、秦野市を何度も訪れているうちに、もっと秦野市の魅力を見つけてみたいと感じるようになりました。
さらに、「秦野市をより良くしたい」と考えている人は、市内にも多くいらっしゃいます。
渋沢駅の「賑わい懇話会」に参加したことがあって、市役所の人とも関わりました。そこで、『こんなに秦野市のために考えて、頑張って、街を活性化させたい想いを持つ地域の商店街の存在があるんだ』と感じたのがきっかけで、地域の人ともっと関わりたいと思いましたし、地域の方のためにも頑張りたいと思えました。
地元を賑わせるというのが、本能的にやりたいと思えることです。秦野市内の色んな人と名刺交換するのは、人との繋がりが増えていく嬉しさがあると思います。
あとは市役所の人と関われることも貴重な経験なので嬉しいです。
実際、活動してみると、「地元の人たちのためにも頑張りたい」という気持ちが湧くみたいです。
それだけの魅力が秦野市にはあるんだと、自分も関心を持ちました。
そんな秦野市の魅力を、自分もMy Playful Townで発信してみたいという気持ちが強くなりました!
ここまで説明しましたが、それでも不安がある方もいらっしゃると思います。
中には、「E4って偏差値が高い、優秀な人が集まっているんじゃない?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、勉強が優秀な方もいらっしゃいます。
ですが、それは必須条件ではないと思います。
E4は学校の勉強をする空間ではなく、それらの内容も基本的に問われません。
むしろ、E4で大切なのは、やってみたいことに対して「やってみよう」という気持ちを持てることだと思います。
それは、学力、偏差値の高さとはまた別の力だと言えます。
そして、それらをサポートしてくれる、仲間、事務局、OB/OGの存在もあるため、全力でやったことに対して結果的に「楽しい」と感じることが出来る空間だと感じます。
もし、興味が湧いたら、まずは定例会に行ってみるか、
インハイを体験することから始めてみると良いのではないでしょうか?
まとめ。そして気になること。
今回、E4のメンバーにお話を聞いて、色々なE4の一面を知ることができました。
5期生も6期生も、好奇心旺盛で積極的な方が多く、実際にそれでE4に入る方が大半でした。
これらは、色んな活動に取り組む源泉にもなっていると感じられます。
また、メンバーの皆さんは、インハイの開催など、色々な活動を経験することで、自分自身の成長できる場としてE4の活動に取り組んでいるのが印象的でした。
何より、それらを楽しんで取り組んでいます。
だからこそ、辛いことがあっても、乗り越えて活動をされているんだなと感じました。
メンバー同士の絆を深め、OB/OG、事務局の支援してもらうことで、楽しく熱心に取り組むことができる団体
まさに、「熱心に、楽しんで、努力を怠らず、秦野に良い影響を与えられる」団体だと感じました。
部活動みたいに、メンバーと一丸となって楽しく全力で取り組んでいる。さらに、入った動機からも積極性の高さがある。そして、活動を支援してくれる存在。
だからこそ、色んなことに取り組むことができるんだな~!
色んなことが知れたようで、良かったです!
はい!
でも、まだまだ知りたいことが…
お!それは??
OB/OGが現役だった時のことや、事務局のこと等、
E4を支えている方々についてももっと知ってみたいと思いました!
E4の歴史や、これまでの「インハイ」なども気になります!
これらを知ることで、現役メンバーへの影響等が知れるかもしれないだけでなく、
もっとE4を知った上で「入りたい!」と思う方もいらっしゃるかもしれないので!
なるほど!
では、歴代メンバーや事務局の方からのお話も聞いてみます??
はい!!!
(Part.2へ続きます↓)