※ この記事は伊勢原で行われたエリアマネジメントを考える「みんなくるりん伊勢原あおぞら会議」の内容を元にしています。
みなさんこんにちは。MyPlayfulTownライター班の大学2年の永田です。
自分、大学時代に何かしなくては、と焦っていました。でも、何していいかわからない。そんなときに知った 「みんなくるりん伊勢原あおぞら会議」 というイベント。これは参加するしかないと飛び込んでみたら
かっけぇ人がいました!
それをこの記事で紹介していきます。
今までいろんなことに対して、口だけは達者だった自分が阪本さんの話を聞いて、この話を皆さんに伝えたいと思い、この記事を書きあげました。ぜひ読んでいただけたらと思います。
11月2日、伊勢原駅前で行われた「みんなくるりん伊勢原あおぞら会議」の中で、産業能率大学橋本ゼミの主催する「出張橋本ゼミ」が行われ、 「伊勢原のエリアマネジメント」というテーマで橋本准教授とNPO法人イセハライク理事長 阪本さんのトークセッションが開かれた。
「自分が何もせず文句を言うのが嫌い」
そう語るのは、NPO法人イセハライク 理事長の阪本純太郎さん。
阪本さんは「NPO法人イセハライク」を設立者だ。イセハライクとは「イセハLIKE」(伊勢原が好き)という意味、「イセハラ行く」(伊勢原へ行く)という意味、「イセハラ育」(伊勢原を育てる)といった意味が込められている。
活動内容は伊勢原の商業が発展するようにと、毎月第4日曜日に伊勢原の公園でフリーマーケットを開いたり、地元の食材を売ったり、地元のお店の宣伝活動などをしている。
活動の原点は、ネガティブな市民
そんな活動をしている阪本さんだが、活動のスタートは周りの市民が悲観的に過ごしていることに気づいたからだそうだ。
「伊勢原はダメだ」
といった声が多かったという。
阪本さん自身「たしかにそうだな」と思う所もあったというが、少なくとも文句を言うのは「何か活動をした後だ」という思い、イセハライクを始めた。
キーワードは「都会から1番近い田舎」
阪本さんが、活動の中で見出した伊勢原の魅力をキーワードにすると「都会から一番近い田舎」だ。
都会の人が自然を味わいたいと思った場合、住んでいる場所から「わざわざ」何時間もかけて出かける必要がある。しかし、伊勢原にはそんな自然が実は近くに存在している。課題となるのは、その価値に市民自体が気付いていないことではないか、と。
そこで発想を転換し、「何もない」と言われること自体を資源として考えるのだという。
小田急線沿線を考えたときに、車窓を眺めながら「多くの人が「田舎」だと感じる所はどこか」と考えてみると、その境が伊勢原にあるのではないかと考えたそうだ。
グループ内の方々と話をしているとき、昔はその線は海老名とか厚木だったという意見を聞きました。「発展してしまったが故に失ったものもあるということだね」という意見も出ていました。
実際に海老名や本厚木などを通って伊勢原の大学に通う自分たちは、伊勢原に入ったときに「田舎」に来たと思っていました。しかし、見方を変えてみると、だからこそ見られる景色があるということに気付きました。
伊勢原には『何も無い』がある。
考えているだけでは実際に見つけることが出来ないが「まず何かやってみよう」の精神で動く阪本さん曰く、「大学生がどう地域活性に携わるかが重要」であるという。
地元ではない場所に通う学生だからこそ、自分の街に帰った時にそのスキルを生かすことができる。また、都会では必要とされない力も伊勢原なら必要とされていたりする。その利点を生かすことが大事であると阪本さんは言っていた。
伊勢原では、大学生の力が必要とされている。 これがチャンス!
自分たちの発想力や活動力を活かす場面なのかも!
大学生という立場を活かして伊勢原の魅力を伝える経験は必ずどこかで活かす時がくる
最後にそのような話が出た時に自分は「田舎の大学でしか得られない経験」というものが強みになり、その経験が地域を育てる「種」となることに気付かされた。そういった気づきが得られるのもエリアマネジメントの重要性だろう。
いかかでしたでしょうか。最初自分も「伊勢原ってなにもない町」と思っていて、何があるのだろうと考えた時もありました。ですがこのイベントに参加して、気づいたことは、「何もないからこそ何でもできるすばらしさ」です。
そして自分は伊勢原って意外と何でもあるんだなって感じました。伊勢原市民の方は、悲観的なコメントをしていますがそれって本当は自慢することに対して恥ずかしいからかもしれませんね!
阪本さんが言っていた通り、「意見を言うためにやる」これって、前の自分にも言えることで、何もしてないのに批判ばかりしていた自分を変える一言として響きました。
自分もこのようにイベントに参加して、記事を書いてみて今まで何もしてこなかった自分に向けられた言葉のように感じました。
みなさんも何かしなくては!と思ったらまずその場に行き、何か始めてみると見えてくることがあるかもしれませんよ!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ライター 産業能率大学橋本ゼミ 8期生 永田真大